2018年7月25日水曜日

パーシャルダイカット裏話

こんにちは。
スタンピン・アップ公認デモンストレーターの田中知子です。

前回ご紹介したカード、
インナーカードでベースは隠れていますが
観音開きの扉部分だけがダイカットされています。



これにはパーシャルダイカットという技を使いました。
パーシャルダイカットとは、
2枚の透明プレートをわざとずらすことで
ダイカットされない部分を作ることです。



見た目の割に簡単なテクニックですが
このダイの場合、この状態でハンドルを回すことはできません。
というのも、ダイの上の方、葉っぱの先っぽが
ほんの1cmほどですがプレートからはみ出しているからです。
ここでダイが引っかかって止まるか、
無理やり通せば変形するでしょう。

という訳で、この出っ張っている部分をプレート内に収めるため
ダイと紙を少し傾けて置く必要がありました。
すると今度はプレートがはみ出してしまう・・・
そこで、思い切ってプレートを切断したのです。
じゃん♪



実は前から、小さいプレートがあったらいいなと思っていたのです。
時々、割れたって話を聞くので、私のも
割れないかなーとずっと思っていたほど。
でもそう都合よく割れてはくれなかったので、
丁度オハコにしようと思っていたプレートを切りました。

使ったお道具は普通のカッターナイフ1本。
金属製の定規を当てて、何度も切り続ける事45分。
途中、すぐ刃先が丸くなったりこぼれるのですぐに刃を折り、
1回のカットに丸一本、替刃を消費しました。
この暑いのにね・・呆

でも、頑張ったお蔭でこの通り!


ペーパーの先がちょっとはみ出しているので
その手前でハンドルを止めなくてはなりませんが
なんとかカバー出来ました。
小さいプレートを置いていたところだけ、
カットされています♪
(位置調整がしやすいのでダイの刃は上向きに置いています)



使ってみると、小さいプレートはやっぱり便利でした。
小さいダイ1個だけの時なんか、ほんと楽ちんです。
新しいプレートをおろすつもりだったけど、
普通のダイカットの時もそのまま使っています(^^;
大汗かいたけど、やっぱり切って良かった♪

あ、でもメーカー推奨の使い方ではないので
決してお勧めしているわけではありませんヨ。


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2 件のコメント:

  1. 私はこのダイが大きすぎるのが使いづらいと思っていたので、今回のこの記事は本当に驚きました。このように使えるのですね。カードもとても可愛いです。

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    返信
    1. ありがとうございます!ぜひ、やってみてください、と言いたいところですが、プレートの切断は本当~に大変だったので、お勧めして良いものかどうか・・苦笑

      ダイカットしたものをお好みの大きさにカットして、後から貼り付けてもいいですよね。

      削除