スタンピン・アップ公認デモンストレーターの田中知子です。
私事ですが、1年半くらい前から
俗にいう断捨離というやつをやっています。
その影響で、クラフトシーンにおいても
「捨てるマインド」が定着したように思います。
(お道具は最後の砦ですが・・)
整頓の苦手な私には、捨てるのが一番早いお片付け。
それまで小さな端切れペーパーも捨てないで
後生大事に取っていましたが
バンバン捨てられる人になりました。
今まで捨てられなかったものも
ごっそり捨ててスッキリ!
・・・実はそれでも、残り物を使いたくなる時があるんです。
捨てられる人になったのに
私はなぜ残り物に執着するのだろう。
残り物クラフトの魅力って?
ちょっと立ち止まって、考えてみました。
残り物を利用すると
偶然の巡り合わせによって
自分の意思を超えたものが出来る楽しさがあります。
この3つのパーツは、
たまたま残り物箱の中で近くにあったので
なんとなく合うかなーと取り出してみました。
別の作品のためにパーツを取った後、
サイズなど変えずにそのままの状態です。
これらに合いそうなカードストックを持って来て
重ねたり並べ変えたりしているうちに
こんな風にピッタリ重なることを発見。
こういう偶然、さらに嬉しいです。
ブルー+ハートをコーヒー柄のペーパーに重ねてみたら
ほんの少~し、コーヒーカップの穴の方が大きかったので
それを隠すべく、麻のリボンを加えました。
カフェのオーナー様に贈ったカードです。
写真では見えにくいのですが、
ハートのペーパーの右肩辺りに
エポキシ―シェイプ・グリッター&クリアを
2粒、ぽちぽちっと貼っています。
透明なので何にでも合い、
丸ぽちだけじゃなく滴型もあるので
これからの季節、活躍しそう。
ダイカットのネガって、それだけだと
いかにも使用後って感じが漂っていますよね。
でも、それぞれが協力してその使用感が消え、
まっさらな紙からはきっと生まれなかった
何かが出来るのが面白い。
さらに、こんなのもう使えないよね、と
世間からは見捨てらるレベルのものが
復活するのも嬉しい。
私が、残り物に執着する理由はこれかな。
アジアなどの路上マーケットで
ちょっと気に入った服を見つけた時の気持ちに
似ている気がします。
お気に入りのショップで素敵な服を見つけるのは当たり前。
路上マーケットの、箸にも棒にもかからないような
山の中から見つけた方が嬉しい、みたいな。
そんなくだらない事を考えながら作ったカードでした。
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