「ダイインクはどれも、裏まで移ってしまうものでしょうか」
タグのように両面が見えるものを一枚で作る時など、
裏に移ってほしくない時があるとのことでした。
確かに!
日頃厚めの紙しか使わないのであまり気にしていませんでしたが、
封筒など、あえて薄い紙を使いたい時もあります。
取り急ぎ、次のような回答をお送りしました。
「紙に染みこんで発色するのがダイインクなので
薄い紙に捺す時はピグメントインクをお使いになってはいかがでしょうか
メメントはダイインクの中でも裏移りが若干、少ないかもしれません
詳しくはブログ記事に書きますね」
ということで、どれくらい移るのか試してみました。
特徴の違う3種類のインクを使っています。
①典型的な海外のダイインクとして、スタンピン・アップ→SU!
シャドウインクやペパートレイインクもここに入ると思います。
②典型的な日本のピグメントインクとして、バーサマジック→VM
③ダイインクの弱点を改善するべく作られた、メメント→MM
まず、コピー用紙に捺してみました。
裏です。
表の発色が強いのは スタンピン・アップ>バーサマジック>メメント。
裏まで移っているインクの量は、スタンピン・アップ>メメント>バーサマジック。
バーサマジックは紙に浸透しないピグメントインクなので
ダイインク同士で比べると、発色が強いほど裏にも移ることになります。
なんかやったことある実験かも・・・と思ったら、5月にも
同じインクを使って記事を書いていましたね。
ここから新しい試みです。
紙を変えて、スタンピン・アップのウィスパーホワイトに捺してみました。
裏です。
同じように捺したのに、コピー用紙にあんなに移っていたスタンピン・アップが
それほどでもありません。
次に、同じインクでも紙が変わると発色がどう変わるのか、比べてみました。
左の画像がコピー紙、右がウィスパーホワイトです。
まずSU!。あろうことかウィスパーホワイトに捺す時、
スタンプ面にゴミがついていて白い部分が残ってしまいました・・・
やりなおす時間もなかったのでそのまま続行。
スタンピン・アップは、紙が違うと同じ色と思えないほど濃さが違います。
ウィスパーホワイトに捺すと、カタログやインクパッドのふたの色に
より近い発色が得られるのです。
メメント。
どちらもコピー用紙ではまだらな感じがあり、
ウィスパーホワイトの方がムラなく発色しているように見えます。
【まとめ】
スタンプの結果を左右するインクとペーパー。
そして実はもう一つの要因として「スタンプの材質」もあり、
タイトルの通り
インク、ペーパー、スタンプは三位一体
なのであります。
今度はスタンプの材質による結果の違いもレポートしたいと思います。
ご訪問ありがとうございました。
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スタンプする紙によって、発色も全く違うんですね。チロさんがおしゃっていたSU!のインクはSU!のペーパーで最も威力を発揮するという事が良くわかります。
返信削除インクとペーパー、目立たないけど結構大事なんですよね。スタンプって奥が深い~。
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